「葛城修験」踏破レポート⑥ ~河内長野市:第15番、16番、17番経塚~
皆さんこんにちは!
本日は葛城修験踏破レポート第6弾をお届けします!(今年の1月に訪れていたのですが、アップロードするのをずっと忘れていました・・・)
今回のルートは第15番~17番経塚(※)を訪問するルートです。
※経塚=28品(章)ある法華経の経典をそれぞれ1品ずつ埋納した場所。葛城修験の中心となる聖地。
歩いたルートの地図は下記よりご確認ください!
https://yamap.com/model-courses/6642
(※YAMAPのサイトへ遷移します。葛城修験巡拝については登山アプリYAMAPを使うことを弊協議会では推奨しています)
※3月29日より、登山アプリ「YAMAP」にて、葛城修験のルートマップが公開されました!アプリ上で、経塚等をランドマークとしたデジタルスタンプラリーも実施していますので、ぜひご参加ください。
【到達ポイントとおおよその到着時間】
天見駅:10時20分 → 流谷八幡神社:10時40分 → 第16番経塚:11時
行司河原分岐:11時50分 → 岩湧の森入口:12時 →
四季彩館:12時30分~13時(昼食) → 第15番経塚:13時10分 →
五ツ辻:14時 → 17番経塚:15時10分 → 天見駅:16時
※今回のルートは前半(15番経塚まで)は基本的に舗装された道を歩き、後半は登山にります。また、約16km歩くため、トレッキングシューズなど、長距離歩行に適した靴が必須です!
※トイレは、駅と「四季彩館」の2か所です。四季彩館は昼食をとる場所としてもお勧めです
※現在「いにしえの道」の一部が通行止めとなっております。訪問の際は現地の案内に従ってください。
【参考】河内長野市HPでの案内
https://www.city.kawachinagano.lg.jp/site/shiki/59187.html
【巡拝レポート】
訪問日:2022年1月 天気:曇り 気温:5℃前後
歩行距離:約16km 所要時間:約5時間40分(休憩・参拝時間含む)
今回の出発地「天見駅」
旅のスタートは、南海高野線の「天見駅」です。天見駅は改札内にトイレと自販機があり、改札の外にはありませんのでご注意ください。
天見駅から西へ、住宅地の中を進むとすぐ国道がありますのでそこを横切ります(「出合ノ辻」交差点)。ここからは流谷の集落に入り、道沿いに15分ほど歩くと、欄干の色が鮮やかな「流谷八幡神社」に到着します。
ここでまずは参拝及び本日の旅の無事を祈りましょう!
欄干の色が非常に鮮やかです
八幡神社を辞して、道なりに歩いていくと15分ほどで第16番経塚を示す看板を見つけることができます(電話ボックスが目印です)。
看板を右折し、山の中へ入っていきますが、ここからはしっかり案内看板が整備されていますので、迷わず16番経塚までたどり着くことが可能です。
途中、滑りやすい急な坂を登りますので(ロープあり)足元には十分ご注意ください。
第16番経塚への目印となる電話ボックス(看板あり)
第16番経塚「流谷金剛童子 如来寿量品(ながれたにこんごうどうじ にょらいじゅりょうほん)
16番経塚を参拝した後は、元の道に戻り、50分ほど歩くと「行司河原分岐」に到着しますので、ここを南(左手方向)に向かいます。
行司河原分岐
分岐から10分ほど歩くと岩湧の森入口に到着です。ここからは所々にお地蔵さまが祀られていたりして、信仰の道であることを伺いしることができます。
岩湧の森入口
道中にはお地蔵様が祀られています
ここから、舗装された道をのんびり30分ほどのぼっていくと、休憩所「四季彩館」に到着しますので、ここで昼食休憩をとりましょう!
なお、四季彩館に至る道は複数あり、「いにしえの道」は現在通行止めにもなっていますので、現地案内板の指示に従って歩を進めていきましょう!案内板がしっかり整備されているので迷うことはないと思います。
四季彩館。施設の中にも外にもテーブルやベンチがあり、休憩所としてピッタリです。トイレも綺麗に整備されています(ただし、自動販売機等はありません)
休憩後、気分一新で新たに歩を進めますが、四季彩館からすぐそこの距離に「岩湧寺」がありますので、参拝していきましょう。ここも葛城修験の行場です
※現在、岩湧寺は修復作業中ですが、参拝は可能です
岩湧寺。訪問時は雪が積もっていました
岩湧寺を越えて道路沿いを上っていくと、10分ほどで15番経塚の入り口を示す看板を見つけることができます(カーブミラーが目印です)
この看板を目印に右折して、中に入っていくとほどなくして15番経塚に到着します。
15番経塚への入り口は、このカーブミラーが目印です(案内板あり)
第15番経塚「岩湧山 従地湧出品(いわわきさん じゅうじゆじゅっぽん)」
15番経塚参拝後は、道を少し戻りハイキングコースの「いわわきの道」へ入っていきます。入口に分岐がありますが、今回は左手「五ツ辻方面」の道を進みます。
ここの案内板、左に進みます
ここからは結構急な坂と階段を登っていきます。適度に休憩をはさみながら歩きましょう。
20~30分ほど進むと展望台に到着しますので、ここで景色も楽しみつつ休憩するのがよいかと思います。
展望台からの景色
展望台を過ぎると道は少し緩やかになりますが、五ツ辻の手前に来るとまた一気に上りがあるので、体力には注意です。五ツ辻の手前(八合目)でダイヤモンドトレールと合流するので、ここで「紀見峠」方面へと歩を進め、ほどなく五ツ辻に到着となります。
8合目。紀見峠方面へ
五ツ辻。標高754m!
ここからはダイヤモンドトレール上を、17番経塚目指してひたすら進んでいきます。
五ツ辻から20分ほど歩くと分岐があります。看板倒れていますが、紀見峠方面に向かいます
岩湧山3合目(写真ブレてしまいました・・・)。紀見峠方面に向かいます
五ツ辻から1時間強歩くと、砥石谷分岐に突き当たりますので、まずは右手に進み第17番経塚を訪問します。分岐から少し下り次の分岐を左に向かうとすぐに17番経塚到着です。
第17番経塚「天見不動 分別功徳品(あまみふどう ふんべつくどくほん)」
17番経塚でお参りを終えた後は、ゴールの天見駅を目指して進みます。
経塚から駅までは約1時間ですので、最後の力を振り絞り帰途につきましょう!
ぜひ皆様も、日本遺産に認定された日本最古の修験道「葛城修験」をご訪問ください!
よろしくお願いいたします!