「葛城修験」踏破レポート④ ~岸和田市:第9番経塚~
皆さんこんにちは!
本日は葛城修験踏破レポート第4弾をお届けします!
今回のルートは第9番経塚(※)を訪問するルートです。
※経塚=28品(章)ある法華経の経典をそれぞれ1品ずつ埋納した場所。葛城修験の中心となる聖地。
歩いたルートの地図は下記よりご確認ください!
https://katsuragisyugen-nihonisan.com/pamphlet/rootmap9.pdf
【到達ポイントとおおよその到着時間】
塔原バス停:13時 → 弥勒寺:13時5分 → 枇杷平:13時50分
玉冷泉:14時20分 → 第9経塚:15時
※今回のルートは基本的に終始登山道になるのでトレッキングシューズなど、長距離歩行に適した靴が必須です!
※和泉葛城山山頂から大威徳寺に向かう「地蔵さん登山道」は現在通行止めです(2022年7月末復旧予定)。そのため、今回は塔原バス停から和泉葛城山頂までのレポートになります。
※一番高いところで約850mぐらいまで登ります(和泉葛城山)
※スタート地点及び和泉葛城山山頂にトイレがあります。
【巡拝レポート】
訪問日:2022年1月 天気:曇り 気温:5℃前後
歩行距離:約4km 所要時間:約2時間(休憩・参拝時間含む)
今回の出発地は塔原バス停です
旅のスタートは塔原バス停(岸和田市塔原(とのはら))。本数は少ないですが東岸和田駅もしくは岸和田駅からバスでのアクセスが可能です。
塔原バス停から南を向いてまっすぐ登っていくと登山道への道になるのですが、ここではまず東側(左手)にある弥勒寺に立ち寄ります。
弥勒寺でまずは参拝、そして本日の旅の無事を祈り、歩を進めます。
画像正面方向が登山道、左手に進むと弥勒寺です
弥勒寺。毎年8月14日にここで雨乞いの踊りである「葛城踊り」が行われます
弥勒寺を辞して、15分ほどアスファルトの道を進むと、古い石標があり、ここを目印に右手の登山道に入っていきます。
登山道入口の目印
登山道に入るとかなり急な上り坂が続きますが、まずは標高約500m地点にある、枇杷平(びわだいら)を目指します。体力的に結構きついので、あせらずのんびり登りましょう。登山道入口からは30~40分程度で到着するかと思います。
枇杷平。古い丁石もあります
枇杷平を過ぎると、次は玉冷泉を目指します。途中林道を横断したり、道路を歩いたりしますが、道標がしっかりと整備されているため迷うことはないかと思います!
途中林道を横断したりしますが、案内板がきっちり整備されており分かりやすいです
枇杷平を越えたあたりから徐々に雪景色に変わり、玉冷泉到着時は足元が完全に真っ白になっていました。
玉冷泉の石碑。ここから左手に入っていくと、水場があります(枯れていることが多いです)
玉冷泉を辞して、30分ほど登ると、高龗(たかおかみ)神社(葛城神社)の鳥居の前に到着します。
ここからラストスパート!約200段の石段を上ります。
高龗神社(葛城神社)の鳥居
登りきると山頂に到着し、第9番経塚「嶺の龍王 授学無学人記品(みねのりゅうおう じゅがくむがくにんきほん)」があります。
第9番経塚
参拝後、景色を楽しみたい場合は、右に曲がると数分で展望台に到着します。
展望台からは絶景が広がります
今回の旅はここで終了。本来ならば、この後10番経塚がある大威徳寺まで歩を進めたいところですが、現在そこまでの登山道が通行止めのため(2022年7月末に復旧予定)、訪問は復旧後の楽しみにとっておこうと思います。
ぜひ皆様も、日本遺産に認定された日本最古の修験道「葛城修験」をご訪問ください!
よろしくお願いいたします!