堀越癪観音を舞台にしたツアーに参加してきました!
こんにちは、葛城修験日本遺産活用推進協議会です!
約1か月ぶりの投稿になります(もう少し更新頻度上げられるようがんばります・・・)
さて、本日は、11月22日に(一社)高野山麓ツーリズムビューローが、葛城修験が日本遺産に認定されて1年が経過した記念に主催した「山を歩き僧侶に学ぶ 天空の里の堀越癪観音」というツアーに参加してきたので、そのレポートをいたします!
【ツアー行程】
堀越癪観音集合→
住職である向井様の講和→
13番経塚及び燈明岳を巡拝→
カレーレストラン「鳥唄山馨(とりうたいやまかおる)」にてランチ→
堀越癪観音境内のご案内→
堀越癪観音でお茶等のご接待→解散
【ツアー報告】
当日は生憎の雨で、私が堀越癪観音に着いたときは大雨が降っていました。
本日の行程では、1時間30分ほどのトレッキングがあるので、雨がやむことを祈りつつ、まずは向井住職の講和をお伺いしました。
ご住職からは、堀越癪観音の縁起であったり、葛城修験との関わり等について丁寧にご説明いただきました。
※堀越癪観音の本堂に祀られる本尊の十一面観世音菩薩は、役行者が母の癪(疼痛を伴う内臓疾患の俗称)病の際に祈願し、一刀三礼のもとに彫刻したと伝わる秘仏です!癪の病に霊験あらたかな観音様として今でもたくさんの方が訪れています!
そして講和後、いよいよ13番経塚へ。お寺からは徒歩15分ぐらいの距離ですが、雨が・・・、と思っていたら、先ほどまでどしゃ降りだった雨がなんと小康状態に!これも役行者様のパワーなのでしょうか。
参加者一同、不思議な力を感じながらいざトレッキングへ。そこまで険しい道もなくほどなくして13番経塚に到着です。13番経塚では、向井住職の先導のもと、般若心経の読経を行いました。
普段の生活で般若心経を唱えることなどない私ですが、住職に続いて一心不乱に読経すると不思議と心が整いとても神聖な気持ちになることができました。
勤行後、住職から「山に入り、自然に生かされていることを感じ、そしてその自然からパワーをもらって帰る。これが大切なのだと思います」という言葉をいただき、これこそが修験道の根本にある考えなのだと深く感銘を受けました。
13番経塚の次は、東の燈明岳へのトレッキングです。こちらは片道30分ほどの距離ですが、ほとんど舗装された道を歩くため、若干急な坂はありますが、とても歩きやすい道です。
ここも葛城修験では大事な行場であるとのことで、同じく住職先導のもと般若心経の読経を行いました。参加者の方の中には「ここにくることが念願だったので、本日訪れることができて感無量です」とおっしゃる方も。
さて、下山後は、本日のお楽しみ堀越癪観音の隣にあるカレーレストラン「鳥唄山馨」にてカレーランチです!
下山途中、随所で紅葉していてとても綺麗でした!
ここのカレーは、食材やスパイスにこだわりぬいており、店主の田中さんは「そんなに数も作れないし、食べてくれた人とのつながりを大切にしたいので、行列のできないお店を目指しています」というちょっと変わった(?)、でもその分、心がこもった、本当においしいカレーを提供してくれます。
本日のカレーは、地元かつらぎ町の柿等を使った、スパイスカレー。意外な組み合わせですが、とてもおいしく、本当にこだわりが溢れており、これほど作り手様の思いが見えるカレーは生まれて初めて食べて、その美味しさと併せて、とても感動しました!
なお、鳥唄山馨は基本土日しか営業しておらず、お伺いする場合は、事前に予約の電話を入れた方がよいとのことです!
私の写真の技術のせいで映えてないかもしれませんが、最高においしかったです!(本日のカレー(あいがけ)1800円 ※これにスープもつきます)
カレーに大満足した後は、堀越癪観音の境内のご案内及び最後にお茶のご接待がありました。堀越癪観音でしか買えない「いちょう飴」(境内のいちょうの木の葉っぱからとったエキスが含まれており、「胃腸が健康になるように」という意味も含まれているということです。癪に関するお寺ですからね!)や、堀越癪観音御用達との験力餅(ふもとの道の駅で購入できます)をお土産にいただき、大満足のツアーとなりました。
ぜひ皆様もこの週末は、堀越癪観音を訪問し、13番経塚や燈明岳へのトレッキングや寺院の参拝、カレーランチなどを楽しんではいかがでしょうか?紅葉も見頃ですよ!
※堀越癪観音までは、離合困難な箇所も一部あるので、十分お気をつけてお越しください。