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リレーブログ ~私の街の葛城修験のご紹介(岩屋)~

2023年7月20日 投稿者: 太子町

皆さんこんにちは!いつも本ブログをご覧いただきありがとうございます。

さて、本日は 「リレーブログ ~私の街の葛城修験のご紹介~」 第5回目!

大阪府太子町にある 「岩屋(いわや)」 についてご紹介します!

 

【岩屋について】

令和3年度に、太子町に所在する岩屋(国史跡)が日本遺産葛城修験の構成文化財のひとつとなりました。

岩屋は、二上山山腹に所在する行場です。鹿谷寺(ろくたんじ)跡より東方へ約400mの地点にあり、岩屋のすぐ北側には「岩屋峠(岩屋越)」と呼ばれる竹内街道の間道が通っています。

岩屋には、大小二つの石窟があり、北側に位置するのが、大石窟(幅7.6m×高6.14m×奥行4.5m)と呼ばれ、岩盤を大きく刳り抜いた形状をしています。大石窟には、一石で作られた石塔(層塔)があり、北壁には半肉彫の三尊像が刻まれていますが、残念ながら剥落が著しく光背の一部しか確認できない状態です。小石窟(幅2m×高さ1.8m×奥行1.4m)には、内部に仏像などを安置した仏龕のようなものがあったと考えられており、『河内国名所図会』にも、自然石状のものが祀られています。

歴史の岩屋をみると、岩屋周辺より須恵器、土師器が出土しており、それらが平城宮跡出土土器の編年で「平城宮Ⅲ」の前半に属すると考えらえることから8世紀前半にはすでに機能していたと考えられています。その後、鎌倉時代の『諸山縁起』「第二十六経塚(陀羅尼経)」の項に「二上山岩屋」と記されており、中世においては葛城修験の第二十六番経塚となっていたようです。岩屋周辺では、中世の土師皿、瓦器なども出土しており、性格は不明ながらも人の営みは認められています。『河内国名所図会』にも岩屋が描かれており、近世においても人の往来があったとわかっています。


【アクセスについて】

所在地:大阪府南河内郡太子町山田地内

岩屋は二上山の雌岳側山中にあり、大阪側登山口より約20分ほどで到着します。

大阪側登山口へはお車でのお越しが便利です。南阪奈道路、太子ICから約5分ほどの位置にある二上山・万葉の森駐車場へお停めください。


【おすすめ観光情報】

①二上山雌岳

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二上山雌岳は標高が474mで、頂上までは舗装された歩きやすい山道が続いています。小さなお子様連れでも気軽にハイキングできます。山中には野鳥スポットがあり、ヤマガラやシジュウガラなどの鳥が見られ、また、季節の花々も楽しむことができます。特に、桜の季節と紅葉の季節には多くの人が訪れます。

 

②道の駅「近つ飛鳥の里・太子」

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二上山登山口から国道166号線を大阪府側に下ると、道の駅「近つ飛鳥の里・太子」があります。太子町内で採れる新鮮野菜や季節の果物が並びます。特に、夏から秋にかけては太子町の特産品であるぶどうが人気です。デラウェアやシャインマスカットなど様々な種類が販売されます。

道の駅②.jpg

 

以上今回は、岩屋とその周辺スポットを紹介しました!次回もお楽しみに!