自治体ブログ

リレーブログ ~私の街の葛城修験のご紹介(蕎原とちのき谷)~

2024年8月28日 投稿者: 貝塚市

皆様ご無沙汰しております。
久しぶりの更新の今回はシリーズでお送りしている「リレーブログ ~私の街の葛城修験のご紹介~」の今年度第1回目です!

本日は大阪府貝塚市にある「蕎原とちのき谷(そぶらとちのきだに)」についてご紹介します!

【蕎原とちのき谷について】

蕎原とちのき谷は、今日まで「葛城山伏行所(かつらぎやまぶしぎょうしょ)」と伝える和泉葛城山中の谷で、「不動谷」とも呼ばれています。江戸時代末期にあたる嘉永2年(1849)に、智航上人が記したとされる『葛嶺雑記』では、蕎原とちのき谷について「五本松の峯より北の谷に向ひて遥拝なり。金剛童子。御爪彫りの地蔵。護摩場に不動。高祖の御修法護摩なし給う跡なり」と記しており、役行者ゆかりの行場として伝えられていたことがうかがえます。

蕎原とちのき谷は、蕎原のバス停から和泉葛城山への登山道を800mほど進んだところにあります。谷の入り口近くの登山道沿いには、「聖護院御用拝所 佛忩山不動明王 是より二丁」と彫られた石碑が建てられています。この道標は、もとは谷の中ほどにあったようです。修験者はこの道標をたよりに行場を目指したのでしょう。
3岩だらけの谷.JPG

不動の滝へ向かう道。ゴツゴツとした岩が道中の厳しさを物語ります(一般の方は入ることができません)

私有地のため、谷に分け入ることはできませんが、巨石が転がる沢を登っていくと、やがて岩壁がそそり立つ落差10mもの滝が現れます。これが『葛嶺雑記』に「不動」と記され、滝そのものが不動明王として篤く信仰された「不動の滝」です。蕎原とちのき谷は、荘厳な葛城修験の行場の姿を今に伝えています。

4霧につつまれた不動の滝.JPG

霧につつまれた不動の滝(一般の方は入ることができません)



【アクセスについて】 

水間鉄道水間観音駅→は~もに~ばす黄バス蕎原バス停より徒歩15



【おすすめ観光情報】

①そぶらの森のレストラン(貝塚市蕎原772)

森のレストラン.jpg

完全予約制の特別な憩いの場。

ジビエの特製ハンバーグがおすすめです。

川のせせらぎで、心身を癒す贅沢な時間を提供します。

電話:072-478-8770

住所:大阪府貝塚市蕎原772

交通:水間鉄道水間観音駅下車は~もに~ばす黄バス蕎原バス停より徒歩15

時間:11時~16

休み:火・水

駐車場:有

公式HPhttps://www.instagram.com/sobra_no_mori/

 

②ポレポレ

ポレポレ.jpg

大自然の山の麓に佇む小さなカフェレストランです。

新鮮な野菜を中心としたランチや、絶品のケーキをお楽しみいただけます。

電話:072-478-8588

住所:大阪府貝塚市蕎原405

交通:水間鉄道水間観音駅下車は~もに~ばす黄バス蕎原バス停より徒歩5

時間:930分~1630

休み:火・水・木・金

駐車場:無

 

③かいづか いぶきヴィレッジ
いぶきヴィレッジ.jpg

レストランでは、泉州の豊かな自然の恵みを受け取って育った野菜を使用しています。

直売所では、地元農家さんのお野菜がずらり。

毎日、その朝の新鮮さをお届けしています。

電話:072-479-8026

住所:大阪府貝塚市馬場3081

交通:水間鉄道水間観音駅下車は~もに~ばす黄バス農業庭園たわわバス停すぐ

時間:9時~1730

休み:火

駐車場:有

公式HPhttps://ibuki-village.jp/



以上今回は、蕎原とちのき谷及びその周辺の観光スポットを紹介しました!次回もお楽しみに!