「葛城修験」踏破レポート③ ~和歌山市・阪南市:第4番経塚~
皆さんこんにちは!
本日は葛城修験踏破レポート第3弾をお届けします!
今回のルートは第4番経塚(※)を訪問するルートです。
※経塚=28品(章)ある法華経の経典をそれぞれ1品ずつ埋納した場所。葛城修験の中心となる聖地。
歩いたルートの地図は下記よりご確認ください!
https://katsuragisyugen-nihonisan.com/pamphlet/rootmap5.pdf
【到達ポイントとおおよその到着時間】
山中渓駅:13時 → 山中宿入口:13時10分 → 山中渓駅:13時20分 →
第4番経塚:13時50分 → 中山王子跡:14時 → 春日神社:14時15分 →
山口王子跡:15時10分 → 川辺王子跡:15時55分 → 紀伊駅:16時10分
※今回のルートはほとんどが歩道のない道路歩きになります。歩行の際は車に十分ご注意ください。また山道に入ることはなく、終始舗装路の上を歩きますので、スニーカーがお勧めです。
※本ルートは熊野古道でもあります。熊野古道内の3つの王子(熊野権現の御子神)も訪問します。
【巡拝レポート】
訪問日:2022年1月 天気:曇り 気温:約5℃
歩行距離:約13km 所要時間:約3時間10分(休憩・参拝時間含む)
出発地はJR阪和線の山中渓駅です!
本日の旅は山中渓駅がスタートですが、まずはゴールの紀伊駅とは逆の方向、紀伊街道の宿場であった「山中宿(やまなかじゅく)」の入口を目指して、北に進みます。
雰囲気のある石畳の道を10分弱進むと、入口に到着。道中には、地福寺及び山中神社がありますので、こちらにも立ち寄り、本日の旅の無事を祈ります。
山中宿入口にある看板
地福寺。春になるとしだれ桜が綺麗に咲き誇ります
山中神社
山中渓駅に戻ってきてから本格的に歩き始めますが、ここからは歩道のない道路歩きが続きます。歩行には十分気をつけましょう。
30分ほど歩くと、第4番経塚に向かう左へ分岐する道が出てきます。道標があるので迷わないと思います!
分岐を左に進み少し歩くと、第4番経塚「さくら地蔵 信解品(しんげほん)」に到着です。
第4番経塚。山の斜面を少し登ったところにあります。
第4番経塚を辞して主要道に戻り、少し歩くと、日本最後の仇討があった場所といわれる境橋に到着します。
境橋にある石碑
境橋を越えて、10分ほど歩くと主要道を外れ、右手に入る道がありますので(案内板あります)、そこから線路を横断するとすぐ熊野古道の王子の1つである、中山王子跡に到着です。
中山王子跡に向かう道。右に進みます
中山王子跡
中山王子跡を過ぎて、滝畑集落に入り、集落の奥に進むと、15分程度で行場の「音無の滝」がある春日神社に到着です、
春日神社
ここからさらに奥に進むと、第3経塚のある雲山峰への登山道になるのですが、第3経塚へは別のコースで立ち寄るため(踏破レポート②参照)、今回は来た道をいったん戻り、主要道を再び南下していきます。
道路歩きのため、熊野古道や修験道の雰囲気はあまり感じられませんが、ポイントポイントで塞ノ神やお不動様、お地蔵さんなどが道路脇に祀られていたりします。
春日神社から1時間弱歩くと、左に折れて住宅街に入る道があるので、そちらを進むとすぐ山口王子跡に到着です。
山口王子跡へはここを左に。看板があるので分かりやすいです
山口王子跡
山口王子跡からは、住宅街の中を進みます。20分ほど歩くと、山口神社方向を示す看板があり、指示通り進むと1か所道路を横断した後に、山口神社の鳥居が現れます。ここを左に折れると、県道7号に出ます。
山口神社を示す看板。墓地内にある古い石標は「加田淡嶋神社」を示しています
山口神社鳥居
県道7号からは、再び交通量の多い道路歩きになり、10分ほど歩くと右手に地蔵堂が見え、そこから左の住宅街に入ると川辺王子跡に到着します。
地蔵堂。川辺王子跡を示す指導標もあります。
住宅街を奥に進むと、川辺王子跡があります。
川辺王子跡からは、15分程度で紀伊駅に到着します。
ぜひ皆様も、日本遺産に認定された日本最古の修験道「葛城修験」をご訪問ください!
よろしくお願いいたします!